長伝寺(ちょうでんじ)は、新義真言宗のお寺です。1550年(天文19年)、阿闍梨良寛によって開山されました。1668年(寛文8年)と1704年(宝永元年)の水害で多くの寺宝や記録を失いました。後に阿闍梨深清によって中興されました。阿闍梨深清は治水の守護仏として十一面観世音菩薩を持ち込んでいます。 境内 安政大地震で被災した宝篋印塔 本堂左手に、区有形文化財に指定された宝篋印塔があります。高さ3.5mと大きなものです。天明7(1787)年に造立されたものですが、安政大地震で損傷し安政3(1856)年に修復がされたことが記されています。この水元でも地震の被害があったことがうかがわせる貴重な証拠です。また最上部に付けられている傘蓋は当時のものです。この傘蓋が当時のままのこされているのは極めて珍しいです。
MAP
〒125-0033 東京都葛飾区東水元3丁目16−11