延命寺(えんめいじ)は、新義真言宗のお寺です。嘉応元年(1169年)法印源秀の開基と伝えられています。平安時代末から800年以上続く古刹です。本尊は延命地蔵のほか青砥藤綱の守本尊という摩徂利天(摩怛梨天=三面大黒)像を安置してます。古くから、やくじん(疫神)さまと呼ばれて親しまれています。文亀二年(1502年)永正四年(1504年)など室町時代の板碑数基と、小田原北條氏の家臣清水土佐守の系図と由緒書、山岡鉄舟の扁額があります。水戸街道側に山門があります。 二十一仏庚申塔 中世の板碑のように上部に刻まれた梵字21文字で山王二十一社の種子が力強く刻まれています。下部には庚申信仰の「三尸説(さんしせつ)」の銘文が刻まれおり江戸時代初期の庚申塔です。基礎部には、睡蓮のほかに沢瀉(おもだかが浮彫されています。承応4年(1655)に造立されたものです。区の文化財に指定されています。 地蔵菩薩立像 丸彫の地蔵菩薩立像が祀られています。台石には、延享元年(1744)6月の造立年が刻まれ、中央に「奉造立地蔵菩薩」と記されています。
MAP
〒125-0062 東京都葛飾区青戸8丁目24−29