妙音寺みょうおんじ(みょうおんじ)は、真言しんごん宗しゅう豊山とよやま派はのお寺てらです。1190年ねん(建久けんきゅう元年がんねん)、秀栄しゅうえいによって開山かいさんされました。『江戸えど名所めいしょ図会ずえ』にも載のる区内くないでも有数ゆうすうの古刹こさつです。境内けいだいには、薬師堂やくしどうがあり、春日かすが仏師ぶっし作さくの薬師やくし如来にょらい立像りつぞうがあります。 片目かための鮒ふなの伝説でんせつ むかし、ひとりの目めの不ふ自由じゆうな娘むすめがいました。その娘むすめは、目めを治なおそうと、妙音寺みょうおんじの薬師やくし如来にょらいに21日にちの願がんをかけ、食しょくを断ことわってお祈いのりしました。すると満願まんがんの日ひに、目めが見みえるようになりました。娘むすめはお礼れいにと薬師やくしの池いけにたくさんの鮒ふなを放はなったところ、鮒ふなは全すべて片目かためになったといわれています。
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