六斎地蔵尊は江戸時代初期の天和2年(1682)8月に造立されたものです。地蔵菩薩には「為三界万霊六道四生一切含識成仏也」と記されています。六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)のどの状態でも救いを与えるというのが六斎です。地蔵菩薩は、無量寺別院の旧六斎堂の御本尊でした。昭和40年(1965)11月に、旧六斎堂からこの場所に移設されました。 六斎地蔵尊の一画に庚申地蔵があります。工事で稲荷神社が撤去された時に庚申地蔵は移設されました。庚申地蔵は宝永6年(1709)8月に造立されたものです。舟型光背型の尊像の右には「奉造立庚申供養」と記されています。
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